私の大切な愛犬アンジェロ(パピヨン・女の子)は拙著『ペットを家族として迎えた時から始める、後悔をしない為の20のコト』『ペットメモリーズレコードファイル®/ノート』を制作する上で、なくてはならない存在でした。

言い換えると、アンジェロがいなければ『ペットを家族として迎えた時から始める、後悔をしない為の20のコト』、『ペットメモリーズレコードファイル®/ノート』は、世に出る事はなかったと言えます。

彼女は女の子なので、名前は本来、天使『ANGEL』の女性名詞『アンジェラ』にしたかったんですが、小っちゃいのにやんちゃで元気一杯だったのでアンジェラとは思えず、男性名詞『アンジェロ』だな…と。

本人もアンジェロという名前にすぐ反応していました。今でもアンジェロという名前で良かったと思っています。

教えた事を覚えるのも早く、猫の様に身軽で高い所にも跳び乗っていました。ある意味『忍犬』でした。

ガラケー撮影なので画像が粗いです

こちらはダッシュ!風景

アンジェラよりアンジェロって思いませんか?笑

こんなアンジェロですが、こだわりがあって「お手」は普通ですけど「おかわり」はしません。「逆」と言ったら出します(笑)

アンジェロは、パピヨンらしく好奇心旺盛で、じっとしていれば優雅さも有りましたが基本的にアクティブ系でした。

愛犬アンジェロ

アンジェロが10歳の時、心臓の弁の閉鎖不全症と診断されました。カルテには「軽度PHを伴うTR」と書かれていました。

心エコーやレントゲン検査など幾つかの検査を行ない、心臓の肥大も見つかり、雑音もすると言われ、これから起こる事の説明を聴きました。

目の前が真っ暗になりました。

これまでも沢山病気やケガや手術をして、それを頑張って乗り越えてきたのに、今度は思い切り寿命に関わる上に大変な病気になってしまうなんて…と。

アンジェロが経験した大きい主なモノは、避妊手術、尿路結石で開腹手術×2回、大腿骨骨頭切除手術。

アンジェロの開腹手術後と大腿骨の骨頭がズレているレントゲン

大腿骨骨頭切除手術の時には本当に「今後はどうなるんだろう…もう散歩とかも普通に出来ないんだろうな…」と暗黒な気持ちになっていました。

こうなった原因は、私はその場で見ていなかったので家族から状況を聞いたのですが、散歩の時に広場でいつもの様にアンジェロがダッシュして走り回っている時、伸縮するリードを伸ばしている最中に急にストップしたのか、最後まで伸びきったのか、アンジェロが急ブレーキ状態になって宙に浮いて身体が反転し、その瞬間に後ろ足が前方に投げ出される感じになった時、大腿骨の付け根(骨頭)部分が抜けてしまったようです。

※元気が良いワンちゃんの場合、この様なコトにならない様に本当にお気を付けください。

アンジェロは本当に激痛みたいで、これまで見た事が無い様な痛がり状態で、これまで聞いた事が無い悲鳴の様な鳴き声で、家に帰って来たとたん、ハウスの奥に縮こまって小さな声を出して震えていました。大丈夫?と触ろうとしたら、初めて本気で咬まれて犬歯が手に突き刺さり私も激痛&出血でしたが、アンジェロがそんなになるまでの激痛なんだと心配でたまりませんでした。しばらくして骨頭がハマったのか、よろよろと出てきたのですが、しばらくするとまた外れたみたいで悲鳴をあげる姿が痛々しくて、それが何回か続くので、何か解決する方法が無いのかと祈る様な気持ちで、病院に連れていきました。レントゲンなどを含めて診てもらいましたが、もう抜けやすくなってしまっている状態だから、このままだと同じ状態がずっと続くと思うので、大腿骨の付け根の骨頭を切除した方が良いと思うと提案されました。

大腿骨の骨頭切除というのは、本来、骨盤の中に収まる大腿骨の骨頭が収まらず激痛で動けなくなる為、その骨頭部分を切り落すというモノです。

悩みに悩みましたが、アンジェロのあの表情や奥に縮こまった状態や悲鳴を思い出すと、お願いすることにしました。辛く苦しい決断でした。

獣医師さんからは「手術後はしばらくしたら散歩も出来る様になりますよ」と笑顔で言われました。でも、手術後の太腿のざっくり切られた手術跡や少し短くなってプラプラしている後ろ脚を見て「ホントにこの状態から歩ける様になるの?いや無理でしょう?」と半ギレと半ば諦め状態でした。

ですが、ある時から「アレ?」と思えるようになりました。そして、しばらくすると本当に引きずったりする事なくフツウに歩けるようになり、散歩も出来、走れる様にもなりました。『野生の回復力』というものを本当に目の当たりにしました。

どうしたかと言うと、とにかく筋力アップして筋肉で補う、筋肉の鎧を作ってあげるという感じです。でも、実際のところ、体の中はどういう構造になっていて、どういう事が起こっているんでしょうね。不思議です。

元気に走れるようになりました

そんなアンジェロが心臓の弁の閉鎖不全症…。

今後は咳が出てきたり肺に水が溜まったりして溺れる様になって苦しくなっていき、それ以外でもいつ心不全になって死ぬ様な事になるか分からないと説明され、次第に深刻な内容だと受け止めました。

もちろん、手術の相談もしましたが、10歳という年齢と症状から厳しいという判断をされました。(今思えば元気だったから何かしらやっても良かったかも…。ま、振り返ってみたらという前提だからこそ言えるコトですけど)

アンジェロの事に時間を割ける様に、仕事や働き方も変えていきました。併せてアンジェロの病気などについて勉強も行ないました。

しばらくして、心臓の薬とは別に、ニトロ錠剤を処方され、どの様な時に必要でどの様に使うのかを教わりました。「ニトロを入れたら連絡をして一刻も早く病院に連れてきてください、すぐに対応出来る様にしておきますから」と言われ、近い内にコレを使う時が来るかもしれないんだ・・・と更に不安は増しました。

病院の先生からは、あまり動かさない様、散歩も控える様に言われましたが、自分の責任の下で散歩はさせていました。

医療関係者や動物愛護関係者から見たら自殺行為とか虐待とか思われるかもしれません。

私の中では、散歩無し➔足の筋力やポンプ機能が弱まる➔血の循環が悪くなる➔酸素や栄養などが行き渡らない➔細胞や筋肉などの働きが弱まる➔余計疲れやすくなる➔体力が落ちて寿命が縮む と考えたからです。他にも外を歩かせることで五感が活発化する事や様々な情報や刺激が元気を呼ぶと考えました。

  

『やらずに後悔よりやって後悔』という言葉を耳にしますが、私の考えは少し違い『やらずに後悔よりやって経験値アップです。

『やらずに後悔』は後々「あぁ、やっておけば良かったなぁ…」と悔やむ事ですが、『やって後悔』も後々「あぁ、やっぱりやらなきゃ良かったなぁ…」と悔やむ事になりますから、それはどちらにしても嫌です‼

後悔はしたくないですし、それらは全て無駄にはなりません。むしろ、とても貴重な体験・経験だと思っています。やる時には勇気がいりますし、やる為に色々と勉強や準備もします。そして、やるという事だけでも行動に移せたという事で経験値アップです!しかもやった事でそれに付随する様々な事が自分自身で経験出来て学べる事が多々あります。

ただし、やる内容によっては責任が伴いますので、その覚悟も必要になります。これも経験値アップに繋がりますね。

 

それらを胸に、アンジェロと一緒に色々取り組み、散歩の他にも、例えば自家培養のヨーグルトを食べる様にしました。これは、乳酸菌を摂らせて腸内細菌を増やし『第二の脳と呼ばれる腸』を活性状態にするという考えからです。乳酸菌の働きは皆様が知っている事だと思いますが、腸から脳に様々な情報や指示が出されている事を知り、そういう臓器は活性させないと勿体ないと思いました。ヨーグルトと一緒にもやしを小さく切ってごはんと一緒に食べるようにして食物繊維も同時に摂れるようにしました。骨にも良い影響があったのではないかと思っています。

結果的にそれから約7年、薬の相性や体質や幸運や強運などもあったと思いますが元気に生きる事が出来ましたので、良かったと考えています。

その当時は、どんなに長くても1年くらいかな…と、暗く小さくなっていく様な心で、どんよりと想像していたのですが、それがそれから約7年。

心臓の弁の閉鎖不全症で、手術もせずに17歳まで元気に生きられたアンジェロを誇りに思います!

「いつ死んでもおかしくない」と宣告されてから『奇跡の様な7年』のおかげで、お別れの準備や沢山の思い出や写真・動画の蓄積、手探りながらも一緒に取り組んだ訓練やリハビリの数々、毎日のスキンシップタイム、大変だったけど頑張ってくれた介護…等々、かけがえのない大切な時間を本当に満喫する事が出来ました。

もしも、アンジェロに『奇跡の様な7年』が無く、通常の症状や期間で亡くなっていたら、発症後は毎日が大変だったでしょうし、お別れ迄は思い出作りなど困難で介護などが中心だったと思います。

アンジェロは結局、咳の増減などはあったものの、重い肺水腫になる事は無かったのでニトロの出番は有りませんでした。これも奇跡的だと思います。

アンジェロは旅立つ前、5日ほど入院しました。

入院している間、アンジェロには困った事が起こっていました。それは、病院の先生や看護師さんが食事や水を与えても一切受け付けず、口に入れても全部ダァーっと吐き出してしまうという事でした。入院させて初日の夕方遅くに面会に行った時、看護師さんからその様子を伝えられました。「そんなんじゃ体力が戻らないよ…」と思いつつ面会し、アンジェロに私が来た事を伝えて水をスポイトで与えるとゴクゴクと飲み始めました。ごはんも最初にゼリー状の栄養価の高いモノを指で与えて舐めさせるようにするとペロペロパクパクと食べてくれました。

看護師さんにその事を伝えると「それは良かった!」と喜ばれましたが次の日も同様でした。看護師さんから「絆が強すぎる…」と驚かれましたが、私としては「それよりもちゃんと食べて体力を戻して欲しいんだよね」とアンジェロにお願いしたくらいです。ですが、それは変わらないままで、体力や数値がどんどん悪化していきました。肺にも白い影が表れてしまい、先生と話して1度退院させようという事にしました。

アンジェロを退院させ、一緒に我が家に帰って数日過ごしました。家に帰るとやっぱり自分の家だと分かるのか、すぐに表情などが変わりました。

数日過ごして少し元気になってきて、病院で見てもらいました。まだ息苦しそうな感じだったので再度入院して様子を見る事にしました。

入院する日、病院に行き、先生にアンジェロを預けようとした瞬間、また入院と言う事を悟って嫌になったのか、もうこのまま私と離れたくないと思ったのか、その時にお別れの決断をしたのだと思います。息を大きく吐いて、そのまま息を引き取りました。

先生がすぐに蘇生の為の処置を行ない、15分以上一所懸命対応して頂きましたが、アンジェロが肉体に戻ってくる事はありませんでした。

先生も「アンジェロちゃんはもうご主人と離れたくないから自分で死を選んだのかもしれないですね。本当に預かる瞬間でしたよね」と話してくれました。

その日、病院に預ける事なく、アンジェロと一緒に帰宅したので、アンジェロの想いは達成出来たのかもしれません。

アンジェロと一緒に帰ってきた後、アンジェロと一緒にアンジェロが我が家に来る時からの事について語り明かしました。

アンジェロを見ていると、いつもの様に、う~~んと伸びをしながらあくびをして、ムクっと起き上がるんじゃないかと思うくらい、眠っている様でした。いつもの様に触るんですが、何とも言えないヒンヤリした冷たさの中の毛の感触で、今でもその感触が残っています。

アンジェロには感謝の言葉と溢れてくる愛情しかありませんでした。「アンジェロ、アンジェロと出会えて、ずっと一緒に暮らせて毎日が本当に楽しかったよ。こんなに長い間、幸せな時間をプレゼントしてくれて本当にありがとう。アンジェロをいつも感じているし、心の中にはアンジェロのハウスがあるからいつも一緒にいれるから安心してね。俺が死ぬ時にはちゃんと迎えに来るんだよ。楽しみにしているから。また会おうね。」と撫でながら伝え続けました。

アンジェロとのお別れの時、火葬は自宅マンションでペットの移動火葬車に来てもらって行ないました。同じマンションの方々が見送りに来て、花を手向け涙を流して別れを惜しんでいる姿に私も泣けてきましたが、アンジェロも最期に皆さんと会えて本当に嬉しかったと思います。移動火葬の良い所ですね。

それから、火葬の時にアンジェロについて、ずっと獣医師さんと不思議に思っていた事で解決出来たモノがありました。

次のレントゲン画像におかしな影が見えるでしょうか?

アンジェロのレントゲン画像

このレントゲン画像を初めて見た時に、先生と「これは何なんだ?」と首を傾げ、「大きさからすると最悪の場合500円玉で、レントゲン撮影の際にちょっと動いたのかもしれないな。」と言われ、「もしそうだとしたらヤバすぎる」という話しになりました。何故かと言うと、この500円玉が先に進んで腸に行くと腸が詰まってしまう事になるからです。年齢的&心臓病の事もあるので手術は最後の手段という事で様子見に。便が出なくなったらすぐに病院に来るという事にしていました。

ただ、病気が重症化に進行しないのはこの玉?のせいもあるのかな?という考えも出ましたが、実際のところはどうなのでしょう?もし要因としてあるなら、世紀の大発見ですよね(笑)

その後、便は順調に出ていて毎回チェックしていましたが出てきませんでした。ちなみに、これとは別に1円玉や千円札が出てきた事はあり(笑)、それにも驚き、特に千円札は英世さんの恨めしそうな目にびっくり仰天しましたが、何故一緒に出てこないんだろうと心配でなりませんでした。

定期健診では「何故まだここにあるんだ?運良く大き過ぎて腸に行けずにいるのか、もしくは貼り付いているのかな?」などと話しながら様子を見ていました。

その不思議だった事が、火葬の時に判明したのです。次の画像は火葬の時のモノです。一応周囲はモザイク処理しています。

お腹の辺りにそれはありました。お分かり頂けると思いますが、10円玉でした。しかも3枚!くっついていました。驚いたどころではありません。

まず、10円玉が3枚もお腹に入っていた事に驚愕し、しかもこの3枚がずっとお腹に留まってくれていた事に更に驚愕し、この30円がアンジェロに悪影響を及ばさなかった事に感謝しました。レントゲン撮影の時に動いたと思っていた画像は、30円の写真を見れば分かりますが影の通りの写り方でした。やはり動かずそのままそこにあったように思えます。本当に粘液か何かで貼り付いていたのかもしれません。

前出のレントゲン画像の下部の撮影日付は2014年3月15日で、旅立ったのが2017年9月ですから、少なくとも約3年6ヶ月はここに有った事になります。信じられます?

アンジェロには不思議な事が多かったのですが、最期の最後まで奇跡を見せられました。発見した時は、凄すぎて泣けてきました。

アンジェロ、本当に素晴らしい最高のパートナーでした。

アンジェロと、このかけがえのない期間があった事が、後々、『ペットメモリーズレコードファイル®/ノート』を出版する事に繋がります。

もちろん当時は、私がペット関連の本を出版する事など全く想像もしていませんでしたし、考えた事もありませんでした。

アンジェロを看取って送った後、私はペットの移動火葬事業を始めました。ペットの移動火葬は私にとってはアンジェロとの繋がりを感じるものでした。様々なペットを送る時に、アンジェロがペット達を迎えに来て案内してくれるように願いながら、心を込めて飼い主さんにも寄り添って火葬式などを執り行ないました。

同じペットの飼い主で最近看取ったという事もあり、話しもしやすく火葬全体に満足頂ける飼い主さんが多かったと思います。

1都3県、毎日様々な地域の飼い主さん宅に伺い様々な種類のペット達を見送る中で、私にとってはショッキングな事実を知る事になりました。

それは、多くの飼い主さんがペットとのお別れの準備をしていない・出来ていない事ペットに何か起きてからお別れまでの間に十分な時間が得られていない事です。

殆どの飼い主さんは「お別れまで本当にあっという間だった」「本当に大変で他の事を考えている暇が無かった」と言われます。

私はお別れを覚悟した後に約7年も時間がありました。この差はとてつもなく大きいですよね。

アンジェロが同じ症状の他のワンちゃんと同様に「いつ死んでもおかしくない」と言われた後、咳が多くなり肺水腫になって苦しむ姿を見て看病をしていたとしたら、私も色々先送りしていましたので、私も苦しんで悲しんで後悔と謝罪の気持ちで看取っていたかもしれません。そして、後悔と謝罪の気持ちから来る『深刻なペットロス』になっていたかもしれません。

そうだったなら、私も前述した飼い主さん達と同様に悲しみに打ちひしがれ現実逃避していたと思いますし実際にそうなっていたでしょう。

ですが、アンジェロはそうなりませんでした。しかも、振り返ると約7年の間に様々な学びや気付きや教訓などをもたらしてくれていました。

それは、ペットを我が家に迎える時から様々な準備を始めておく事ペットについて学ぶ事健康管理を小まめに行なう事ペットと一緒に様々な事に取り組む事思い出は積極的に作る事などの現役の飼い主が気付かない事を先回りして用意し紹介するモノが必要という事です。

その様なモノが見渡しても周りに無かったので「こうなったら作るしかないな…」と思い、作り始めた次第です。

なぜなら、大切でかけがえのないペットに何か起こる時や起こる瞬間は誰にも予測出来ない事。

そして、その時に多くの飼い主さんが『いざという時』の準備を出来ていない事実やその時になると多くの飼い主は動けなくなる現実が有る事。

しかも、それらの対応の時は気持ちに余裕が出来ずにドタバタしながら後悔と謝罪の気持ちになる事が多く、楽しい事など考える事が難しい事。

早期準備・早期対応しておく事で『ペットと飼い主のその後の事を大きく変える事が出来る』のに、殆どの人が出来ていないという事。

この様な幾つもの事実を知ってしまったので作る事にしました。そして、作るからには『ペットにも飼い主にも価値あるモノ』を作ろうと思いました。

ペットが亡くなった後の本は、本当に沢山有るのですが、生前のモノは私とアンジェロの様な経験をしている人が殆どいないから無いのかなと不思議に思いつつ、そう結論付けました。

飼い主さんの中には、ペットの事についてメモで記録している人はいましたが、皆さんバラバラで「書いたのは確かだけど、どこにあるか分からない」と言って残念がる人もいました。勿体なさ過ぎます。

私が考えていたのは『ペットに1つずつのオールインワンノート』です。『自分のペットの事はこの1冊を見れば全て分かる』というレベルのモノを考え作りました。

大げさに言うと『大切なペットが私と共に生きた証の1冊』になります。その為、名称も『ペットメモリーズレコードファイル®』としました。

構成を分かり易く伝えますと、

『ペット終生愛護宣言+母子手帳+健康手帳+ペットエンディング®+保険管理+病院・施設管理+防災手帳+思い出手帳+共同作業手帳+目標管理等々』

これらの全てをオールインワンにして考案し制作したモノです。

『ペット終生愛護宣言』は、ペットを我が家に迎える時にペット一生に責任を持って看取るまで大切に育てていく事をペットと自分に宣言するモノです。これまでこの国に、この様なモノが無かったのが不思議ですが、これを今後の新常識として、そして普通に当たり前のモノにしていきたいと考えています。

 

『ペットメモリーズレコードファイル®』は全てのペットの為のモノです。犬・猫向けだけではなく、ウサギも鳥もハムスターもフェレットも使えます。

これにより、飼い主さんの『思い出欠乏症』を防ぐ事が出来るのではないかと考えています。

『思い出欠乏症』は私の造語ですが、意味も症状も読んで字のごとくです。

ビタミン欠乏症のビタミンの種類の様に、『思い出欠乏症』でも飼い主さんによって欲している必要な思い出が違いますが『ペットメモリーズレコードファイル®』は様々な飼い主さんの思い出を補う事が出来ます。

また、それだけではなく、『飼い主さんに思い出作りの処方箋』になる様に、様々な提案も行なっています。是非、取り組んで頂ければ幸いです。

『ペットメモリーズレコードファイル®』は、私自身も欲しいモノに仕上がり、アンジェロにも自慢出来るモノになりました。

『ペットメモリーズレコードファイル®』から、毎年・毎月・毎週・毎日の記録を省いた『ペットメモリーズレコードノート』もありますので、こちらもおススメです。細かい記録までは必要無いかなと考えられる場合は『ペットメモリーズレコードノート』をご利用ください。

『ペットメモリーズレコードノート』は、単独のモノの他、- ペットを家族として迎えた時から始める、後悔をしない為の20のコト - の後半に付けたバージョンのモノも有ります。

 

本音を言うと、アンジェロはもう少し長く生きられたと思っています。

・担当医ではない先生から処方された『抗生剤1錠』で運命が変わってしまいました。いつもの様に普通に散歩した後に、その抗生剤を飲んだ後、しばらくして突然吐いて、下痢もして脱水状態になって憔悴しきってボロボロに…。本当にこれまでの魔法が一気に解けた様な感じでした。入院に繋がったのもこれが原因。あの時年齢や体調を考慮し、せめて『0.5錠』にしてくれていれば…。※担当医の先生からは「0.5錠が正しかった」と謝罪されました。

・退院時に発見したアンジェロの鼻にご飯が詰め込まれた様な状態でカピカピに固まり呼吸が出来なくなっていました。おそらく親身になってご飯を食べさせようとして頂いた過程の事だと思います。ですが、なかなか開けない口に入れている時に鼻の方にも入り詰まってしまい、鼻に詰まったままになっていたと想像しました。食べないにしても、食事後に一度鼻周りも確認したりその様な事を病院側でも見回りの時に確認したりして、もっと早く気付き取り除いてくれていれば…。

動物病院はペットと飼い主にとって、本当に重要な施設です。アンジェロがお世話になっていた動物病院は獣医師、獣看護師、スタッフの皆さんがとてもよく対応頂ける動物病院でしたし、だからこそ自宅から距離があっても通っていた病院でした。ですが、この様な事が起こった事も事実です。

後悔はありませんが、寿命が短くなった要因になったのではないかと思っています。この話に限らず、ペットは儚い存在、儚い命ですから、いつ、何が起こるのか本当に分かりませんよね?

飼い主のあなたに1つ言えるのは、飼い主側でも少しは知識を持つ様にする事が必要です。私を例に挙げましたが、担当が違ったり変わった時に、これまでの薬の内容や量が変わった場合や新たに処方される薬の内容などに「何故そうなるのか」という疑問を持ち、薬の内容など疑問に持った事について納得するまで質問・確認してみましょう。病院に任せっきりや信じきったりせずに飼い主側でも細かくチェックしましょう!と言う事を自戒を込めて伝えておきます。

 

アンジェロとの奇跡の時間によって作る事が出来たペットを家族として迎えた時から始める、後悔をしない為の20のコト』、『ペットメモリーズレコードファイル®/ノート』は、これまでや今現在起こっている、ペットと飼い主のお別れ時に後悔と謝罪の念に覆われることやその後の深刻なペットロスや思い出欠乏症の予防・軽減に貢献します。それだけでなく、飼い主が様々なことを先送りしないことで充実した毎日・後悔しない毎日を過ごし、後悔のない最期を迎えることにも貢献します。

これらの書籍は、ペットと飼い主であるあなたとの繋がりを永遠に感じ続けられる事を実感頂けると確信しています。

これを『ペットエンディング®はネバーエンディング』と表現し、現在準備している『日本ペットエンディング協会®』のペットエンディング®のテーマの1つに考えており、大切な言葉だと捉え早い内から発信しています。

あなたとペットの過去・現在・先のコトを考えて綴っていくコトで将来を護り、あなたとペットの未来の宝物になる事を実感頂ければ幸いです。

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